自分がやって面白かったゲーム『ペルソナ5ザ・ロイヤル』について、感想書いています。
以下、ゲームをクリア(1週目)した感想をネタバレありで話しています。
私は今回のザ・ロイヤルの前作『ペルソナ5』もクリア済みですので、それと比較する形で感想を言っています。
最初に言いますが、前作『ペルソナ5』をクリア済みの方でも『ペルソナ5ザ・ロイヤル』をやる価値はあります。いや、むしろクリアした方、特に明智が前作から気になっていた方にはぜひプレイしていただきたいです。
ちなみに、ノーマルモードでクリアにかかった時間は110時間程度でした。
前作との違い
『ペルソナ5ザ・ロイヤル』は前作の『ペルソナ5』に追加要素を上乗せした、完全上位互換となる作品です。
(『ペルソナ3』と『ペルソナ3ポータブル』のように、追加要素もあれば省略された機能もあるといった関係ではなく、完全にもともとの作品に追加要素が加わったものになります。)
その主な違いは、新規キャラクターが2人追加された点と、『ペルソナ5』ではほとんどスルーされていた「3学期」を過ごすことができる点の2つです。
この2つについては後で詳しく語っています。
そのほかにも、マイパレスという機能が追加されたり(いろんなキャラがしゃべるところを見れるので楽しいです)、新しく「吉祥寺」が放課後に行ける場所に追加されたり(ダーツ、ビリヤード、ジャズ喫茶)、できることが増えたので前作よりさらに遊び尽くすのに時間がかかるようになってしまいました。
また、戦闘も追加要素があります。
パレス探索時に使用できるワイヤーアクション。パレスの構造は基本的に前作と変わっていませんが、ワイヤーアクションが追加されたことによってよりスタイリッシュにパレスを攻略することができます。
(ワイヤーで移動するジョーカーがかっこよくて、意味もないのにばしゅばしゅやってました。)
さらに新規で「イシ」と呼ばれる収集アイテムの要素が加わりました。1つのパレスに3つの「イシ」が存在し、それが隠されている場所を探し出すことになります。パレスの構造は前作とほとんど同じですが、「イシ」が隠されている場所は新規で作成された部分ですので、知っている場所から隠された場所を探すのが新鮮で面白かったです。
他にも、パレスの主を倒すボス戦ですが、そこにも追加要素がありました。そのままだと見慣れている戦闘だったので、この追加要素は地味に嬉しかったです。
(トスを上げてくれる三島君と志帆ちゃんかわいかったです。)
新規キャラクター「芳澤かすみ」と「丸喜拓人」
今回の新規追加キャラクターである「芳澤かすみ」と「丸喜拓人」。この2人は物語の随所でたびたび登場し、物語にかかわってきます。
ただし、シナリオは前作通りなので登場シーンはあくまで本筋のストーリーとは当たり障りのない部分のみです。
彼、彼女が本格的に物語にかかわってくるのは、3学期になってからです。
そこまでは追加要素があるとはいえ、前作通り物語は進むので、前作をプレイ済みの私は若干物足りなさを感じていました。
「芳澤かすみ」というキャラクターは新体操で優秀な成績を収めており、将来有望な生徒として描かれています。性格も明るく、体育会系なところもあり、元気いっぱいの女の子といった感じ。
なにより、かすみちゃんは1年年下の後輩という点がポイント高い。先輩と呼んで純粋にこちらを慕ってくれる姿はかわいくないはずがありません。
(そんな彼女が実は・・・、という展開も途中で読めていましたが、圧倒的な可愛さの前には何も関係ありません。髪おろしてるかすみちゃんも可愛い。)
戦闘シーンも新体操を意識した動きをしてくれます。普段の立ち姿も凛として美しいのですが、待機モーションも足先から指先までぴんと綺麗に作られていて、何もないのに眺めたくなってしまう。もちろん攻撃モーション、スキルモーションも動きが綺麗。
ぜひ動いているかすみちゃんを見てみてください。
一方、「丸喜拓人」も魅力的なキャラクターです。鴨志田の事件を受けて学校に配属されたスクールカウンセラーなのですが、怪盗団のメンバーも彼にカウンセリングを受けることになります。
その中で丸喜先生はそれぞれのメンバーの話を聞き、優しく語りかけてくれます。辛いことがあれば逃げてもいいのだと。
優しい物腰、ちょっと抜けているようなところもあり、上から押さえつけることはなく、同じ目線に立って話してくれる。彼の話はあくまでキャラクターに向けられたものですが、画面を通して自分にも語りかけられているような気がしました。
そんな彼、また彼女が活躍するのは3学期です。
3学期はこの2人、そして明智をメインとして話が進みます。
追加要素「3学期」とは
前作のラスボスを倒したあと、ジョーカーは獅童を起訴するために怪盗団のリーダーとして出頭するように冴島さんからお願いされます。
ここで通常エンディング(前作もそうですが)ですと、ジョーカーが出頭し、3学期はほとんど活動することができません。
しかし、きちんとフラグを立てていると、なんと明智が突然現れ、自分が出頭すると申し出ます。
明智はなぜ突然現れたのか、そもそもなぜ生きているのか、そんな疑問も解決しないまま、年が明けるとなぜかみんなの様子がおかしい。
死んだはずの双葉の母親が生きていたり、モルガナがなぜか人間になっていたり。
しかし、周囲の人間はそのことに一切の疑問を持っていないのです。
おかしくなったのは自分だけなのか、そう思い始めた頃、これまたなぜか出頭して拘留されているはずの明智がジョーカーを訪ねてきます。明智は罪に問われることなく自由に動き回っているようです。そして、ジョーカーに尋ねます。異変に気付いているか、と。
この世界がおかしいと気付いているのはなぜかジョーカーと明智だけだったのです。
このおかしくなった世界の謎を解いていくことが3学期の目的となります。
3学期は完全オリジナルのストーリーになりますので、前作をプレイした人はここからが本番になるかと思います。
自分が望むことをそのまま与えられる優しい世界。そんな世界とジョーカーはどう向き合っていくのか。そんな葛藤をずっと突きつけらるようなシナリオでした。
詳しいことは実際にプレイしていただきたいのですが、私が一番心に残ったのは、主人公であるジョーカーも完璧な存在なのではなく、悩みを抱える一人の人間なのだなということです。
プレイヤーの分身ともなるジョーカーですが、行動をプレイヤーが選択でいるためにどうしても没個性的な面があるかと思います。
そんな彼が自分でも気づかないうちに痛みを抱え、(一方的とはいえ)救済を受けていたという事実がとても衝撃的でした。より一層ジョーカーが好きになりました。
ザ・ロイヤルの明智吾郎
前作からの登場キャラクターの中で、今回一番掘り下げがあったキャラクターといえば間違いなく、明智吾郎でしょう。
まず、今回から明智にコープが追加されました。(前作でも明智のコープはありましたが、シナリオ進行とともに強制的に進むものであり、今回のような好感度をあげて進めていくものではありませんでした。)
その中で明智とジョーカーがとある勝負をします。一応猫をかぶっている時期のことなのに、明智が負けず嫌いを発揮していて、そんな挑戦的な態度をしている明智が新鮮でした。
そもそも、明智とジョーカーは対になる存在としてデザインされていたので、2人が衝突しあったり競い合ったりしているのはある意味あるべき姿なのかなと思ったりしました。
そして、3学期になると明智がプレイアブルキャラクターとして参加します。
もしかしてロビンフットとロキの2体を使い分けるのかなとも思いましたが、さすがにそんなことはなく、ロキを使用しての参戦です。
さらに姿も白の王子様みたいな恰好ではなく、本性をさらけだした時と同じ黒い仮面で縞々のスーツのような姿です。
私は明智を連れていける嬉しさのあまり、明智が参戦してからはパーティーメンバーからずっと外しませんでした。追加要素であるショウタイム(合体技のようなもの)も明智とジョーカーの組み合わせがあるのですが、必要がないときもいつでも発動させていました。戦闘時のテンションが高い高い。
3学期の明智は通常時は猫かぶりが外れて、ずいぶんそっけない話し方をするようになります。前作をプレイした時は明智の本当の話し方は口がとても悪くて、すごい罵倒してくる感じなのかなと思っていたのですが、もしかしたら彼は戦闘時に性格が変わるタイプなのかなと思ったり。
そういえば、明智の掘り下げということで『ペルソナ5ザ・ロイヤル』とは関係ないですが、ご紹介したいものがあります。
それは、『PERSONA5 the Animation』のvol.11に収録されている、未放映話の「Proof of justice」というお話です。
これはザ・ロイヤルが発売される前の作品になるのですが、ゲーム本編とはまた異なる明智とジョーカーの関係が垣間見えるものとなっています。
(この作品の感想がほとんど見当たらなかったので、ご覧になった方はぜひ感想をSNSで投稿していただきたいです。皆さんの反応が見たい。)
以上、 『ペルソナ5ザ・ロイヤル』 をプレイした感想でした。

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